犬を落ち着かせるには?ストレスマネジメントが大切
うちにはワイマラナーの紅羽がきて2週間経ち、本人も3ヶ月となりました。
ペットショップであったりブリーダーさんからやってきた犬はストレスが溜まっているので暴れたり、家具を噛んでしまったり、ひっかいたりというものが起こりやすいです。
そんなストレスの溜まっている犬のストレスマネジメントについてお話します。
ストレスマネジメントとは?
ストレスマネジメントというのは、簡単にいうとストレスと上手く付き合っていくための方法です。
これは人間に当てはまる説明になるので、犬のストレスマネジメントになると少しだけ意味合いが変わってきます。
犬のストレスマネジメントというのは、犬がストレスを感じる環境をできるだけなくしてあげることだと私は認識しています。
犬はストレスがあると暴れまわったり、噛んできたり、家具をボロボロにしたりと様々な行動を起こします。
もし、自分が飼っている犬はそういうことをすると思い当たった人は、犬本人のストレスが溜まっているのかもしれません。
家族には家でゆっくり過ごして欲しい、家ではゆっくり過ごしたいと思う人がほとんどだと思います。
それは家族である犬に対してもそうではないでしょうか。
犬にもまたゆっくり過ごしてもらうためにも、ストレスマネジメントは大切です。
では、犬のストレスを無くしてあげるためには何をしてあげたらよいでしょうか。
ストレスを与えないために何をしてあげたらいいの?
犬がストレスと感じる行動は普段やっていることでも、あり得ることが多くあります。
私も色々調べてみて「それやってたなぁ……」というのが多くありました。
ストレスを感じさせないようにするためのものは意外なものも多いので、注意しなくてはいけません。
ストレスのない犬は落ち着きを取り戻し、家でゆっくりしてくれるようになるのでストレスマネジメントはきちんとやっておくとよいでしょう。
ケージに入れっぱなしにするのをやめよう
今でも犬をケージに入れっぱなしという人もいるのではないでしょうか。
ほとんどの人が子犬のときにケージに入れっぱなしにしていて、出掛けるときもケージに入れていると思います。
実はこれが犬にとって大きいストレスになっているのです。
ケージから出したら暴れてしまうじゃないか! と思う人もいるかもしれません。
では、人間であった場合どうでしょうか。
刑務所の独房に入れられているのが人間でいうと似たような状況になります。
犯罪者でもないのに、自分がこの状況に置かれたらどうでしょうか?
正直私は勘弁してもらいたいです。
狭い部屋、その中にトイレがあって清潔ともいえない場所。
犬がゲージに入れられるというのはそういうことなのです。
犬が悪さをしてしまうようなものは可能な限り片付けておけば問題ありません。
子犬の場合は甘噛みなどをするので、おもちゃを本人の近くにたくさん置いておけば回避できることができます。
散歩にしっかりと連れていって、自由に散歩させてあげる
犬を飼うと散歩に連れていくのは、飼い主として当然のことです。
しかし、中には忙しくてなかなか連れていってあげられないという人もいるでしょう。
ただ、それでは犬がストレスを感じてしまいます。
子犬はワクチンが終わるまで散歩に連れていってはいけない、と言われるかもしれません。
しかし、ワクチンが終わらなくても外に連れ出してあげて冒険をさせてあげましょう。
抱っこをしてあげて外の空気を吸わせて、色々なことを見て聞いて嗅いであげさせることが刺激になります。
もちろん、ワクチンが済んでいない犬などに合ったりしないように気を付ける必要があります。
できることならば毎日広い自然のある場所がよいのですが、厳しいのであればたまに遠出をして連れていくとよいと思います。
その他にもリードを短く持って散歩をさせる人が多いと思いますが、それはやめてあげましょう。
人も散歩で短いロープをつけられて散歩をするのが嫌なように、犬もそれは望んでいません。
落ち着いた犬であれば暴走をすることもないですし、きちんと飼い主を気遣ってくれます。
長いリードを用意してあげて、広い場所で自由にさせてあげることでストレスも軽減していきます。
人が多いところや、子供が多いところ、車が多い場所は避けよう
犬は大きな音や甲高い音を苦手としています。
そういう音がよく聞こえる場所になると、非常にストレスを感じてしまいます。
都会に住んでいる人になると厳しいかもしれませんが、散歩に連れていくときに可能な限り人や車が少ないところを選んであげるとよいかもしれません。
犬に人慣れさせる、というのもあるかもしれませんが、人が多いところも犬はストレスを感じてしまい、興奮する可能性があります。
ストレスマネジメントをしっかりして、落ち着いた犬であれば吠えたり興奮しなくなります。
ただ、毎回そういった場所に連れていくのではなく、必要なときだけにしてあげるとよいかもしれません。
ちなみに大きい声や甲高い声というのは、飼い主が犬を相手にするときにやってしまいがちなことです。
撫でまわして「いいこだねー!」と言い続ける。
これも犬が望んでいないときにやるとストレスになりますので、注意です。
留守番は短めにしてあげる
一人暮らしをしていたり、結婚をして共働きをしている人になると犬を長時間留守番させなくてはいけないことがあると思います。
しかし、犬は長時間の留守番もまたストレスを感じさせてしまうのです。
ただ、これに関しては難しいという人もいるので強く言えませんが、休日で少し出掛けるときなどはできるだけ早く帰るなどをしてあげましょう。
出掛けるときも「○○くらいに帰ってくるからね」と声を掛けておいて、約束を守ってあげると段々犬も分かってくれるようになります。
子犬に至っては留守番を長時間させるというのは本当はやってほしくはありません。
2か月、3ヶ月の犬は人間でいうと3歳~5歳くらいの子供であり、実際にそのくらいの子供に1人で留守番をさせるのは危険だということが分かると思います。
私たちの場合は共働きではありますが、私が在宅で仕事をしているので紅羽のことを日中も見てあげることができています。
仕事であっても、少しのお出かけであっても、できるだけ早く帰って安心させてあげるとよいでしょう。
まとめ:家族にはゆっくり過ごしてもらいたい
私は紅羽が家にくる少し前からどのようにしたらよいのか、というのを勉強し始めました。
そこで、妻が見付けた瀧澤かいるーさんのブログを見て参考にさせていただくことにしました。
瀧澤かいるーさんのブログを見て、今までのしつけの概念が一気にひっくり返された気持ちです。
今回ご紹介したストレスマネジメントのことも、瀧澤かいるーさんの記事を読んで参考にさせていただきました。
ぜひ記事だけではなく、基本理念も読んでみてください。
今までの犬への対応が変わってくると思います。
犬という家族にゆっくり家でくつろいでもらうために、飼い主である私たちができることをしっかりやってあげましょう。