【躁うつ病】うつ状態になったら身近な人と話してみるのも大切
皆さんは相談ができる誰か、というのはいるでしょうか。
家族の中でも親、兄弟だけではなく、何でも話せる友人というのもいるかもしれません。
うつ状態になったときに、誰かに話を聞いてもらうというのも大切です。
今回は話をする側、話を聞く側の両方についてお話をします。
うつ状態になって、誰かに話しをするということ
うつ状態になると誰とも話したくない、というのはあると思います。
しかし、気分障害(躁うつ病)の場合はうつ状態でも家族であったり、友人であったりと身近な人とは話しても大丈夫という人が多くいるのではないでしょうか。
私も妻であったり、母親(私には母親しかいません)など話せる人がいます。
この2人は私が気分障害(躁うつ病)だと知っていることはもちろんですが、私がどうなってしまうのかというのも理解をしてくれている人です。
私はうつ状態になるようなきっかけがあると調子を崩してしまうのは何度も話をしたことがあると思います。
そういったときに、なぜうつ状態になってしまったのか、うつ状態になりそうなのかというのを相談するようにしています。
例えばクラウドソーシングを始めようとしていたときのことなのですが、簡単に採用されないことが最初は多かったので落ち込むことが多かったのを覚えています。
そんな話を妻にしたら「ゆっくりやっていけば大丈夫。次は大丈夫だよ」と言ってくれました。
次もダメかもしれないと思うほどは調子が悪くなかったので、この言葉で大分気持ちが楽になりました。
このようにうつ状態のときに自分のことを理解してくれている人に話を聞いてもらうのは大切だと思います。
どういった話をすればいいのか
うつ状態のときに、どのような話をすればよいのかですが、言ってしまえば何でもよいと思います。
人に偉そうに言っていますが、私もまだまだ人に話す勇気がないのが現状です。
そのため、何かあったらきちんと話してと妻に何度も言われています。
私の場合は調子が悪くなりそうなことがあれば「こういうことがあったんだけど……」という話を妻にするように心がけています。
誰かに話をするというのは、悩みを相談するのに近いかもしれません。
自分の悩みを聞いてもらって、一緒に悩み、解決をしていく。
これは話を聞いてもらう側からすると、気持ちも楽になりますし、非常に助かります。
これを1人で考えて悩んでしまったらどうでしょうか。
気分障害(躁うつ病)である私はどんどん考えすぎていって、うつ状態も酷くなってしまうと思います。
私だけではなく、気分障害(躁うつ病)の人やうつ病などの人もそうなのではないでしょうか。
現状から更に悪化させないためにも、話をして、話を聞いてもらうというのは大切だと思っています。
話を聞く側は静かに前向きに
では、話を聞く側の人はどうすればよいのでしょうか。
一緒に悩んで、解決をするという流れになりますが、話をしている気分障害(躁うつ病)の家族、友人のことをいきなり否定するのはやめてあげてください。
こういう考えじゃダメだ。
相談したらいきなりそう言われたらどうでしょうか。
気分障害(躁うつ病)ではなくても、嫌な気持ちになると思います。
相手の話を聞き始めたら、まずは静かに聞いてあげてください。
そして「そうだね」と言って、肯定してあげてください。
その後に「こうしたらいいんじゃないかな?」とか「こうするのはどうかな?」と提案をしてあげるとよいと思います。
話をしている本人は、相談をしているのと同じです。
自分ではどうすることもできないからこそ、話を聞いてもらっています。
命令ではなく、提案をしてあげる。
自分が誰かに相談をしたら、どのように相談に乗って欲しいかを考えてみるとよいかもしれません。
気分障害(躁うつ病)やうつ病の人もデリケートな部分はもちろんあると思います。
病気である本人ではないので、完全に理解をしてあげるのは難しいかもしれません。
少しでも寄り添ってあげて、支えて話を聞いてあげてください。
それだけでも、きっと楽になってくれると思います。
まとめ:病気であっても会話は大切
気分障害(躁うつ病)やうつ病の人などは症状が悪化してしまうと、全てのことに関して無気力になってしまいます。
そのため、誰かと話しをするのも難しいと思う人もいるかもしれません。
うつ状態になっても、まだ人と話をするだけの気力があるときだけでよいです。
無理に誰かと話しをする必要はありません。
その時に自分の状況を話して、会話をみてみましょう。
話す側は気持ちが楽になるかもしれません。
聞く側は相手のことについてより理解ができるかもしれません。
会話はその人を理解することができるコミュニケーションの1つです。
気持ちが楽になればうつ状態の症状も軽くなるかもしれませんので、勇気を持って話してみてください。