MENU

【気分障害(躁うつ病)】うつ状態のときにやっていること。「何もしない」をしよう

今回はうつ状態のときに私がやっていることの1つである「何もしない」をすることをご紹介します。

 

「何もしない」を「する」というのは矛盾をしているかもしれませんが、非常に大切なことです。

これをするのは難しいかもしれませんが、できることができれば調子が上向きになる可能性があります。

 

 「何もしない」をする

「何もしない」をする、と言われても、なんのこっちゃと思う人は多いかもしれません。

それよりも、ほとんどの人が「何を言っているんだこいつは」と思っていることでしょう。

 

気分障害躁うつ病)はうつ状態躁状態がある病気です。

その中でも私はうつ状態のこと調子が悪くなる、とよく言いますが、そういったときにやっていることです。

 

何もしないというのは言葉通りに何もしないことであり、それが大切です。

 

ただ、これは一切何もしないわけではなく、生活に必要なことはしっかりやっています。

食事、トイレetc…と生きることに必要なことは絶対しなくては死んでしまうのは分かっていただけるでしょう。

 

何もしないというのは、ソファでも床でも何でも、座ってでも寝転んででも何でも、ボーっとすることを言います。

 

これは昔東京へ行っていたときに友人に言われた言葉から思いついた方法です。

 

当時は気分障害躁うつ病)ではなかったのですが、やはり元気が出ずに調子が悪いことはあります。

しかし、私は当時サービス業のアルバイトをしていたので、嫌でも人前に出て無理矢理にでも笑顔でいなくてはいけませんでした。

そして、その話を友人に愚痴ったときに言われたのが

 

別に無理にテンション上げなくていいじゃん

 

という言葉でした。

 

これを言われた私は目に鱗で「確かにそうだな」と納得してしまいました。

 

サービス業のアルバイトとは言っても、常にお客さんの前にいるわけではなく、必ずどこかでバックヤードに入ることになります。

そういう時に無理矢理元気を出すのではなく、現状のテンションのままいることで、無理をしないということを覚えました

 

これが私が「何もしない」をする、ということを思いついた経験になります。

実際に何もしないでいるとどうなるか

何もしないということは「これをしなくてはいけない」「あれをやっておかないとダメ」という気持ちをなくすことを言います。

 

人は家にいるだけであっても、必ずやることはあります。

家事はもちろんですが、私は在宅で仕事をしているので、仕事もしないといけません。

 

これをやらなくてはいけないという気持ちをなくすことで、気持ちを楽にしようということなのです。

 

では、実際に何もしないでいるとどうなるでしょうか。

気持ちが落ち着いてくる

何もしないを実践すると実感するのが、気持ちが落ち着いてくるところです。

 

今日は何もしなくていいんだ。

 

と考えるだけで、気持ちが落ち着いてきます。

 

医学的根拠は分かりませんが、「今日は何もしない日なんだ」と考えるだけで、特に気力を振り絞って何かをする必要がないことが分かります。

そして、それが無理をしなくてよいということが分かり、気持ちが落ち着くのだと思います。

 

私は在宅ワークなので、家で仕事をしていることはこのブログでも何度も話しています。

そのため、仕事はしないといけないのですが、区切りを早めにつけるようにして、何もしないを実践しています。

 

食事やトイレ、犬のお世話などの最低限のことをしつつ、ソファに座りながらボーっと何もしないをしているときがあります。

 

調子が悪いことが分かり、仕事をしている時点で大分エネルギーを使っています。

 

何もしないをすることで、このエネルギーを充電していると考えてもよいのかもしれません。

次の日に調子が上向きになることがある

何もしないをすることで気持ちが落ち着き、次の日には調子が上向きになることがあります。

上向きになることができれば、これ以上うつ状態が続くこともないですし、それ以上悪化することもありません。

 

やはり、うつ状態が悪化するのも、うつ状態が続くのも辛いことです。

それだけではなく、家族にも迷惑をかけてしまう可能性まで出てきます。

 

上向きにすることができれば、何かきっかけがない限りはそれ以上下がることはないことが多いです。

後はいつも通りの調子に戻すことで、普段通りの生活がまた送れるようになります。

 

基本的にうつ状態になることを自分でコントロールすることはできません。

自分も辛いですが、家族にも迷惑をかける可能性を考えると、調子が上向きになってくれるのは嬉しいところです。

現状維持をすることができる

何もしないをしていても絶対に調子が上向きになることはありません。

しかし、私はそれ以上悪化したことも経験上ありません

 

無理をしないで何もしないでいることは、うつ状態を悪化させずに済んでいるというのがこれまでの経験で分かっています。

 

うつ状態は辛いところではありますが、悪化をすると更に辛いですし、家族にも影響が出る可能性が高くなります。

 

自分の周囲の環境をこれ以上悪化させないようにできるのも、何もしないということのよいところだと思います。

まとめ:何もしないは無理をしない

気分障害躁うつ病)の人などの精神病を持っている人は、やはり普段から無理をすると症状が悪化してしまいます。

その無理をしないようにするのが何もしない、ということなのです。

 

何かをすれば、その中で必ず無理をしないとできないことが出てきます。

何もしないでいれば、無理をしないとできないことをやらずに済みます。

 

必然的に無理をする必要がなくなるので、気持ちが落ち着き、調子が上向きになるのではないかと私は考えています。

 

もし、少しでも何かをすることで調子を悪くする人がいたら、1日だけでも何もしない日を作ってみてください。

それだけでも、十分に心を休めることができます。

 

上手く何もしないをして、調子を落とさずにいきましょう。