気分障害(躁うつ病)やうつ病といった精神疾患になったら精神障害者手帳を申請しよう
障害者手帳と聞くと、身体障害を持つ人が持っているもの、というイメージを持つ人も多いと思います。
しかし、気分障害(躁うつ病)であったり、うつ病などの精神疾患の人に向けての精神障害者手帳というものも存在します。
精神疾患になったときにどのように障害者手帳を申請するのかをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
- 気分障害(躁うつ病)やうつ病などでも障害者手帳はもらえる
- 精神障害者手帳があることは誰も教えてくれない
- 精神障害者手帳を申請するのに必要なもの
- 精神障害者手帳には等級がある
- まとめ:精神疾患の診断を受けたら障害者手帳をもらおう
気分障害(躁うつ病)やうつ病などでも障害者手帳はもらえる
障害者手帳と聞くと、身体障害者手帳のほうを思い浮かべる人もいると思います。
身体障害者手帳は言葉の通りに体に障害がある人が申請をしてもらえる手帳になっています。
しかし、身体障碍者の人だけではなく、気分障害(躁うつ病)、うつ病などの精神疾患を持っている人にも障害者手帳はあります。
身体障害者の人も働くのは厳しいという人が多い中で、障害者手帳を持っていることで受けられるサポートなどもあります。
精神疾患を持っている人にもまた仕事をすることが難しいという人もいるのではないでしょうか。
私も気分障害(躁うつ病)であり、症状が酷かったときには仕事をするのは難しかったので、家で療養するだけの生活をしていました。
精神障害者手帳を申請して、持っていると、それぞれの市区町村でサポートを受けられる場所があります。
現在の私も精神障害者手帳を持っており、サポートが受けられる施設を利用したりしています。
精神障害者手帳があることは誰も教えてくれない
この精神障害者手帳ですが、気分障害(躁うつ病)であったり、うつ病だと診断されて休まなくてはいけなくなったとしても、誰も教えてはくれません。
私は最初うつ病だと診断をされましたが、その時の主治医の先生は何も言ってくれませんでした。
次に気分障害(躁うつ病)だと分かったときの主治医の先生もまた、障害者手帳というものがあるという話は一切出なかったことを覚えています。
私が精神障害者手帳がある、ということを知ったのは妻から聞きました。
結婚をするとなったときに、やはり収入が少ない私はできることは色々やっておかなければいけません。
そんな時に妻が色々調べてくれ、障害者手帳があることを教えてくれました。
こういったことがなければ、私は精神疾患にも障害者手帳があることを知らなかったと思いますし、申請もしていなかったと思います。
もし、病院へ行って気分障害(躁うつ病)やうつ病といった精神疾患だと診断をされたら、まずそれぞれの役所に行くことをおすすめします。
精神障害者手帳を申請するのに必要なもの
障害者手帳をもらうためには申請をしなくてはいけないのですが、自分で用意をしておく必要なものがいくつかあります。
診断書、マイナンバーが分かるもの、写真、印鑑などです。
必要なもの1:診断書
診断書というのは通っている病院の主治医の先生に書いてもらうものになります。
障害者手帳をもらうためにも診断書が必要になりますので、先に診断書をお願いしてもよいかもしれません。
ただ、ご存知の人もいるかもしれませんが、診断書はある程度の金額がします。
病院によっても値段が変わってくるとは思いますが、私の場合は4000円から6000円ほど掛かりました。
必要なもの2:マイナンバーが分かるもの、印鑑
これは言葉の通りに自分のマイナンバーが分かるものや印鑑です。
マイナンバーカードや印鑑を常に持ち歩いているという人であれば、問題はないかもしれません。
そうではないという人は先に探しておいて、準備しておくとよいでしょう。
必要なもの3:写真
実は障害者手帳には免許証や履歴書のように自分の顔写真が必要になります。
そのため、申請のときに必要になりますので、準備が必要です。
写真の大きさは縦4cm、横3cmのもの。
現在はスマホで撮影して、コンビニで印刷ができるものもありますので、簡単にできると思います。
精神障害者手帳には等級がある
身体障害者手帳もそうなのですが、精神障害者手帳にも等級があり、1級から3級まで存在します。
簡単に言えば1級が一番症状が重い人、3級がその中でも症状が軽い人という形です。
私は現在ある程度お仕事ができる状態なので、私は3級の障害者手帳を持っています。
等級によって受けられるサポートも違い、1級であればそれだけ多くのサポートを受ける事ができます。
それぞれ住んでいる市区町村によって変わってはきますが、1級になるとガソリン代の補助があったりなど、金銭面で大いに助けてくれます。
3級であったとしても、市区町村で運営している施設の入場料が無料であったり、駐車場を無料で使用できたりというものもあります。
まとめ:精神疾患の診断を受けたら障害者手帳をもらおう
精神障害者手帳というのは、気分障害(躁うつ病)やうつ病などといった精神疾患を持っている人にもらう権利があります。
精神疾患になると外に出たりするのも大変かもしれませんが、動けるときがあればそういうときにやっておくとよいと思います。
1人では難しい場合も家族と一緒にやれば、負担も減るのではないでしょうか。
ただ、注意して欲しいのが必ずもらえるわけではないということと、申請をして障害者手帳が来るまで1ヶ月以上かかるということです。
精神疾患の診断を受けたとしても、中には障害者手帳をもらえないという人も出てきます。
そういう人の場合は、それほど症状が重いと判断されてしまうからだと思います。
そして、申請から1ヶ月以上かかってしまうというのは、申請を出した役所から、また都道府県の福祉保健の場所で審査を受けることになるからです。
絶対にもらえるものではないということや、時間がかかるということを頭に入れておくとよいかもしれません。