犬がうんちを食べる?食糞は犬にとっては普通のこと
飼っている犬が自分がしたうんちを食べて困っている人がいるのではないでしょうか。
私たちも紅羽がうんちをした後に自分のうんちを食べているのを見て困っています。
しかし、反応しすぎるとよけいにうんちを食べてしまうし、どうしたらよいんだろうかと悩んでしまいます。
今回は犬の食糞についてお話していくので、参考にしていただければと思います。
犬がうんちを食べてしまって困る
紅羽はまだ子犬なので、知らないことがたくさんあります。
やってはいけないことをしてしまったり、物を壊してしまうこともしばしばあります。
子犬ではなくても、犬を飼っている人の中には困った行動をしてしまうときがあるのではないでしょうか。
そんな中でも自分がしたうんちを食べてしまう食糞に対して困っている人も多いと思います。
紅羽も自分がしたうんちを食べてしまって、私たち夫婦も困ってしまっています。
人間は基本的に自分のうんちは食べようとはしません。
そのため、犬が自分のうんちを食べてしまうのを見てやめて欲しいと思ってしまいます。
うんちを食べるのは不衛生なのではないか?
うんちを食べると口からうんちの匂いがして困る。
などなど、食糞をしてしまうことで人間が困ることはたくさんあります。
では、なぜ犬は食糞をしてしまうのでしょうか。
私たち夫婦も困っていることの1つなので、どういった理由で食糞をしてしまうのか、色々調べたりしていました。
犬が食糞をしてしまう理由は?
では、どういった理由で食糞をしてしまうのかということですが、いくつかの理由があります。
犬が食糞をする理由1:ケージなどの狭いところにいた
中には里親であったり、成犬である保護犬から飼い始めるといった人もいるかと思いますが、ほとんどは子犬から飼い始めることになるのではないでしょうか。
犬を飼うとなったら、ペットショップであったり、ブリーダーさんからであったりすることが多いです。
ペットショップでは狭い場所に入れられたり、ブリーダーさんでもケージの中に入れていたという場合もあります。
そして、いざ飼い始めたときに子犬や大きくなってからも、ケージに入れておいて、そこにペットシートを置くという人も多いのではないでしょうか。
犬は綺麗好きなので、自分がくつろぐスペースを綺麗にしておきたいという本能を持っています。
そのため、狭いケージなどに入れられ、ベッドやクッションと一緒にペットシートを置かれると綺麗にするためにうんちを食べてしまいます。
こういった理由で子犬のときから食糞が癖になってしまって、うんちを食べてしまう犬も多いそうです。
食糞をしてしまう理由2:ストレス
犬が食糞をしてしまう理由の1つとしてストレスが関わっていることがあります。
ストレスが関わっている場合は自分のうんちだけではなく、散歩に行くと別の犬のうんちを食べてしまう可能性が出てきます。
ストレスが関わる食糞に関しては、きちんとストレスマネジメントを行って、犬のストレスを無くしてあげることが大切です。
犬のストレスマネジメントについては、こちらで紹介していますので、参考にしていただければと思います。
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
食糞をしてしまう理由3:うんちを食べると遊んでくれると思っている
犬がうんちを食べているのを見ると「ダメでしょ!」「食べちゃダメ!」と言って、無理矢理引き離している人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら、そういった場合、犬は遊んでくれていると思っている可能性もあります。
うんちを食べていると、大きな声を出して体を引っ張ったり、押さえたり。
これが犬にとって遊んでいる、という感覚を持ってしまっていると、うんちを食べることが遊びだと思ってしまっています。
そして、うんちを食べると飼い主が遊んでくれる、うんちはおもちゃ、となってしまっているのかもしれません。
実は犬だけではなく動物の食糞は普通の行為
ここまで食糞をしてしまう理由を挙げさせていただきましたが、実は食糞というのは犬にとっては普通のことだったりします。
犬だけではなくて、動物全般が食糞が通常のことなのです。
医学的に詳しい事は分かっていませんが、犬は自分のうんちを食べて自分の調子を確認しているのではないか、とも言われています。
犬が自分のうんちを食べてしまって調子が悪くなってしまうのでは? という不安もあるでしょう。
犬が自分のうんちを食べても体調に問題がないことが分かっています。
子犬がうんちを食べるというのは親犬から教えてもらっている場合もありますし、子犬に関してはよけいに普通のことなのかもしれません。
ただ、寄生虫などがいる動物のうんちを食べてしまうのは問題です。
ワクチンが終わっていない子犬はその辺りは気をつけなくてはいけないので、注意してください。
食糞をやめさせるには?
食糞は大人になるにつれてしなくなる犬が多いと言われています。
それでも、飼っている犬が食糞をしてしまう場合は、理由にも挙げさせてもらったストレスであったり、構ってもらえると思っている可能性があります。
ストレスの場合は犬のストレスマネジメントをしっかりしてあげて、穏やかに過ごせるようにしてあげることで、うんちを食べなくなるかもしれません。
遊びやおもちゃだと思っている場合は、うんちを食べてしまっても何も言わないで構わないことが一番です。
うんちを食べているのを見て叱りたくなる気持ちは分かりますが、食糞というのは犬にとっては普通のことです。
そのため、叱ったり大きな声を出したり、無理矢理片付けてしまえば余計に執着してしまいます。
食糞をさせたくないのであれば、うんちを食べてしまっていても余計な干渉をせずに、落ち着いたら静かに片付けるようにすればよいと思います。
まとめ:うんちを食べていても慌てない
人間と違って犬にとってうんちを食べることは普通のことです。
他の動物もうんちを食べることがあり、人間以外の動物にとっては普通のことになっています。
もちろん、飼い主である私たちはうんちを食べて欲しくないので、やめて欲しいと思っています。
うんちをしてすぐに片付ければ、食べさせずにすむかもしれませんが、ずっと付きっ切りというわけにもいきません。
もし、うんちを食べてしまっていても大きな声を出して叱ったりせず、食べてしまったら仕方ないくらいでいましょう。
無理矢理食べさせるのをやめさせると、逆に食糞に対して執着してしまうこともあって危険です。
そのほうが気持ちも楽になりますし、これが普通なんだと思えば大きな声も出さずに済みます。
もちろん、原因がストレスであったり、構ってくれるのだと思っていたりする場合はそれに合わせて対策していく必要があります。
まずは、うんちを食べてしまっても気にしないことが一番。
すでに食べてしまっていても、静かに片付けをする。
うんちを食べてしまっているのを見ても無理矢理食べさせないようにするのではなく、食べていない分を静かに片付けるようにしましょう。