【躁うつ病】躁状態だと気付くとき。気付いたらどうするべきか
気分障害(躁うつ病)は躁状態とうつ状態が、自分でも分からないタイミングでアップダウンを繰り返します。
今回は躁状態ではないか、と私が気付くときを経験を踏まえてご紹介していきます。
自分もそうなのではないか? と思う人の参考になればと思います。
躁状態はさまざまある
アップダウンがある気分障害(躁うつ病)ですが、躁状態になると自分のやる気が出ます。
それだけではなく、テンションが上がったりすることも。
気分障害(躁うつ病)の場合は病気ではない人と比べて、その幅が大きくなります。
テンションがいつもより高すぎる。
やる気が出まくりで何でもできるような気がする。
作業を続けて何時間もご飯も食べずにやっている。
他の人からすると「お? 今日はやる気あるのかな」と思う人もいるかもしれませんが、いつもと違う様子であればそれはもう躁状態です。
私も気分障害(躁うつ病)だと診断されてから自分を見つめ直すとそういったときが何度も来ていたことを思い出しました。
ゲームを寝ずに何時間もやる。
いつもより家族と喋り続ける。
何となく叫びたくなる。
私のこういった部分も躁状態なのではないか、と思います。
現在私は薬を飲んで大分よくなり、気分も安定しています。
ただ、いつもが100%とすると120%のときがあり、気付いたときには対応するようにしています。
私がやっていることはこちらにありますので、ぜひ参考にしてみてください。
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
何となくいつもより調子がよいとき
いつもが100%とすると調子がよいときというのは120%くらいを指します。
このくらいならいいんじゃないの? と思う人もいるかもしれませんが、気分障害(躁うつ病)の人からすると、非常にエネルギーを使う状態です。
いつもの普通のときが100%なので、120%はそれを超えていることになります。
例えばいつものやる気よりも、無理矢理に120%のやる気を出したらどうなるでしょうか?
誰でも疲れてしまい、反動でやる気がなくなってしまう人も多いと思います。
気分障害(躁うつ病)の場合はそれが続いてしまうのでたちが悪いです。
アップダウンが続く病気のため、この調子がよいときが続くとその分反動が来ることになります。
病気ではない人だと集中力が切れて「はぁ、疲れた」で済むところですが、集中力が切れるどころか、それが数日続きます。
「よし、調子がよいからばんばんやるぞ!」と何日も続き、どんどんエネルギーを消費していき最終的にうつ状態になり、その症状は酷い――となりかねません。
そういうとき私の場合は最近調子がよいのが続くな、と気付くと気持ちを抑えるようにつとめるようにしています。
しばらくの間、120%でずっといるのは辛いので休むのも大切です。
何でもやれそうな気がするとき
気分障害(躁うつ病)の人は120%どころか200%まで気分が上昇してしまい、何でもやれそうだと思うときがあります。
数日で収まるときもありますが、しばらく続くこともあるので困ったものです。
私自身も「今なら寝ないで買ったゲームをクリアまでできる!」と思い、2日ほど徹夜をしてゲームをし続けたことがあります。
中には寝ずにゲームができるという人もいるかもしれません。
しかし、気分障害(躁うつ病)の人は眠くなることもなく、高いテンションのままプレイし続けてしまいます。
もし、そんな状態が続いたら疲れてしまうなぁ、というのは分かると思います。
今思うとよくそんなことできたなぁ、と思いますが、こんな躁状態が来ることがあるので気を付けるべきでしょう。
病気ではない人はどういうことかピンとこない人もいるかもしれません。
いつもの状態から200%の自分というのがピンとこないかもしれませんが、こう考えてみてください。
無理矢理テンションをあげて「やったるぞー!」というテンションのまま数日暮らしてみる。
無理だと思います。
エネルギーの消費が激しければ、車も燃料がなくなって空っぽになる。
気分障害(躁うつ病)の人はうつ状態にもなるので、空っぽどころかマイナスにもなってしまうのです。
気分障害(躁うつ病)の人でやる気が有り余っている状態が続いている、と気付いたときは気分を落ち着かせるようにしてください。
思い通りにいかなくてイライラするとき
躁状態にいるとやる気が有り余ったり、テンションが上がりすぎたり、北斗の拳でいえば「ひゃっはー!」な感じになります。
そして躁状態が酷い人の中には思い通りにいかなくてイライラしてしまったり、それによって人を攻撃してしまうようなこともあったりと周囲に迷惑をかけかねません。
私の場合は人に手を出して怪我をさせたことはありませんが、言葉がきつくなったり、思ってもいないことを言って、言葉で攻撃してしまったことがあります。
今思うと当時の私は相当酷いことを言ったなぁと思います。
言ってしまった後の自分も「何であんなことを……」と思ったことを思い出します。
躁状態でこの状態になってしまうと家族といった周囲の人たちは困ってしまい、どうしてよいか分からなくなってしまうと思います。
こういったときは、本人から一歩引いた状態で見守るとよいでしょう。
しかし、家族なので必ず家で顔を合わせてしまうのは仕方ないところ。
一歩引いた状態でといっても、完全に無視をしてはいけません。
本人を煽ってしまい攻撃される可能性が非常に高くなってしまいます。
テンションが高く話しているときは「そうだね」と肯定をする相槌を打っていれば気持ちが収まってくることがあります。
気分障害(躁うつ病)の本人が気付くことが一番ですが、家族の支えもあると上手くいくのではないでしょうか。
まとめ:気付いたら落ち着くように心がける
最後の症状になってしまうと自分でも気づくことが難しくなってしまいます。
しかし、そういった中にもふとしたときに「躁状態かも?」と気付けるようにしておくと大分楽になります。
私は薬を飲んで落ち着いているので自分で気付くことができます。
まだ安定をしておらず、全然自分が気付くことができないという人は、ゆっくり考える時間があるときに振り返ってみるとよいかもしれません。
前の躁状態のときはこうだったな。
こういう風になったら気をつけないとな。
言葉がきつくなり始めたら注意が必要かも。
1度自分自身を見つめ直すことで躁状態を徐々にコントロールできるようになるかもしれません。