【躁うつ病】最初の診断はうつ病。セカンドオピニオンで気分障害(躁うつ病)になった私
何回かお話をしたことがありますが、私は最初診察を受けに行ったときにうつ病という診断を受けました。
もちろん、当時は診察のときに聞いていた症状と一致していたので、納得していました。
しかし、とあるきっかけで別の病院へと行くことになり、そこで診察を受けたときに言われたのが気分障害(躁うつ病)でした。
セカンドオピニオンに行ったからこそ分かったことなのですが、この辺りの経緯を含めてご紹介していきます。
気分障害(躁うつ病)は分かりにくい?
私が気分障害(躁うつ病)だというお話は何度もしているので知っている人も多くいると思います。
そんな私ですが、最初から気分障害(躁うつ病)という診断はされていませんでした。
最初に病院へ行ったときは、やる気が出ず、眠れず、ネガティブで、動くのも辛いという状態でした。
それを初めて行った病院へ行って伝えるとうつ病という診断がされたことを覚えています。
正直私も自分の症状を考えればうつ病だと思いますし、一緒に病院へと行った母親もうつ病だと思っていたでしょう。
私の場合はおかしいな、と自分で気付き、動けるときにすぐ病院に行くことにしました。
そのため、自分の症状がうつ状態のときの症状と同じだなという認識しかありませんでした。
その後、うつ状態が改善されるときがあれば調子がよくなりすぎる時があったりと繰り返します。
しかし、私はうつ病ってこんなもんなんだろうなーと考えていました。
2年程が経ちましたが、母親は良くならない私を見ていて気になったのか、別のクリニックへと行っている近所の人から話を聞いたようです。
そして、母親から提案を受けて、その病院へと行って診断されたのが気分障害(躁うつ病)でした。
この時は自分もうつ状態のときもあれば、調子がよすぎるときもあるということが分かっていました。
そのため、その話をしたら気分障害(躁うつ病)だと分かったのです。
振り返ってみると気分障害(躁うつ病)としっかり分かるのは難しいのではないかと思います。
病気ではないと思っている人でも、気分障害(躁うつ病)はうつ状態と躁状態がくる病気なので躁状態になるの治ったと思う人もいるかもしれません。
それだけではなく、たまたまやる気が出なかっただけだと感じる可能性もあるでしょう。
自分の経験から気分障害(躁うつ病)だと判明させるのは難しいと感じますので、気になったらセカンドオピニオンをしてみるのもよいと思います。
セカンドオピニオンを考える前にすること
気分障害(躁うつ病)が分かりにくい病気であり、よくならないのであればセカンドオピニオンを考える人もいるでしょう。
しかし、何も考えずにやってしまうと結局何も変わることなく、よくならないことがあるかもしれません。
そのためにはいくつかのことをやっておくことをおすすめします。
自分の症状を振り返っておく
私が別のクリニックにいったのはうつ病と診断されてから2年程経ったときでした。
1度お話をしましたが、この時には自分が調子が悪いときと、よいときがあるということを理解していました。
調子がよいときと悪いときがあるという話だけではありませんが、それをきちんと伝えられたからこそ気分障害(躁うつ病)だということが分かったのだと思います。
もし、1年も経たずに別のクリニックへ行っていたら、うつ病のままで何も変わっていなかったかもしれません。
こういったことがないためにも、自分がどういった症状があるのかを振り返っておくとよいかもしれません。
もちろん、これは常に考える必要はないので、セカンドオピニオンをする、主治医の先生に相談をすると決めてからでよいと思います。
セカンドオピニオンの前に主治医の先生に相談してみる
セカンドオピニオンの話をしていますが、それが絶対よいのかというとそうではありません。
私の場合はセカンドオピニオンで別のクリニックに行って気分障害(躁うつ病)だと判明しましたが、最初の病院で同じ話をしたなら変わっていた可能性もあります。
そういうこともあるので、自分の症状がどういったものなのかというのを考えたら主治医の先生に相談するのもよいでしょう。
現在飲んでいる薬でよくならなければ、主治医の先生と相談することがあると思います。
そういうのと同じで、自分の調子がどういった状態なのか、というのを普段から伝えておくとよいかもしれません。
私は今は比較的調子がよいです、くらいしか話をしなかったので先生もうつ病という診断から変えなかったのだと思います。
セカンドオピニオンをするに当たって、先生が悪いと話す人もいます。
しかし、中には自分の症状をきちんと話していない人が多くいるのではないでしょうか。
セカンドオピニオンをする前にまずは主治医の先生に相談しましょう。
それでも、納得がいかなければセカンドオピニオンを考えるとよいと思います。
まとめ:自分がよくなるための方法を取ろう
私はセカンドオピニオンをすることで気分障害(躁うつ病)だということが分かりました。
しかし、逆にしっかりと先生に話すことができていれば状況は変わっていたのかもしれないとも思っています。
母親が別のクリニックの話を聞いてきたお陰で、現状のようによくなることができたのは確かですので、深く考えてはいません。
気分障害(躁うつ病)の人でも病院を探したり、先生とコミュニケーションを取るのが厳しいという人もいるかもしれません。
こういう時は家族の誰かが一緒に行くことで解決ができることがあります。
病気である本人が家族に話して、それを先生に伝えてもらう。
家族が普段見ていて気になったことを先生に話す。
これだけでも大分変わってくると思います。
セカンドオピニオンをすると状況を変えるきっかけになるかもしれませんが、変わらない可能性もあります。
まずは自分のことをよく知ることで病気と向き合えるのではないでしょうか。