【躁うつ病】うつ状態と躁状態どっちが辛い?私はうつ状態のほうがきつく辛かった
気分障害(躁うつ病)にはうつ状態と躁状態のどちらもあるというのはこのブログで何度もしつこいくらい言いました。
では、気分障害(躁うつ病)である本人はどっちが辛いのだろうか、と思う人や他の人はどうだったのかと気になる人もいるのではないでしょうか。
私はうつ状態のほうが辛かったのですが、経験やその理由をご紹介します。
気分障害(躁うつ病)でうつ状態と躁状態どっちが辛い?
私は気分障害(躁うつ病)なので、うつ状態と躁状態のどちらもあり不安定な部分があります。
これは私だけではなく、気分障害(躁うつ病)の人が全員そうです。
では、どちらが辛いのか考えたことはあるでしょうか。
もちろん、どちらも辛いという人もいると思います。
しかし、どちらかと言われるとこっちのほうが――という人もいるのではないでしょうか。
うつ状態というのはやる気が出ず、食欲もなく、動きたくなくなるといった症状。
躁状態というのはやる気が出過ぎる、イライラするといった激しい感情になってしまう症状。
うつ状態ではネガティブな思考になってしまい、何も出来ず、家族に迷惑をかけるのではないかという気持ちも出てきます。
それによって何をするにしても無理をすることとなり、エネルギーを消費してしまいます。
躁状態ではポジティブ過ぎるくらいにやる気が出て、何でもできるという状態。
無理をしているのに無理をしているということに気付かず突っ走ってしまいます。
言葉にしてみるとどちらも辛いことがよく分かります。
私の場合は躁状態が酷くなることもなく、暴力的にならなかったので、どちらかというとうつ状態のほうが辛かったです。
私がうつ状態のほうが辛い理由
気分障害(躁うつ病)にはうつ状態と躁状態があるので、どちらにも不安定な期間で訪れます。
少しだけお話しましたが、私は躁状態がそれほど酷いものではありませんでした。
躁状態は極端なポジティブ思考で「何でもできる!」「今ならどれくらいでも続けられる!」といった絶好調が常に続く症状です。
ただ躁状態が酷い人になると、暴力的になることで本当に暴力を振るってしまい事件になってしまう例もあるようです。
中には家族に暴力を振るってしまうことで、家庭崩壊なども起きてしまいます。
私の場合は暴力的になるほどではなく、上限を超えたポジティブ思考になるくらいでした。
そのため、他の人を傷つけたりすることなく、自分自身のエネルギーを消費するというものでしかありませんでした。
こういったこともあり、私はうつ状態のほうが辛く、苦しかったと感じています。
どちらが辛かったのかを考えるわけ
では、なぜどちらが辛かったのか考えた理由ですが、難しいことではありません。
どちらが辛いのかを理解することで、辛いときの対処しやすいからです。
正直私もどちらが辛いのか甲乙つけがたいですが、どちらかと言えばうつ状態ということになります。
そのため、うつ状態のときのほうが注意しなければいけません。
うつ状態のときに私がやっていることがいくつかあるので、それぞれの記事を見ていただければと思います。
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
私はうつ状態のときに調子が上向きになるように、もしくは酷くならないように様々なことをしています。
それに調子が悪くなるかもしれないなぁ、と感じることがあればすぐに実行します。
それはうつ状態が自分の中で辛いことが分かっているからこそです。
どちらが辛いのかが分かっていると、特に注意をして悪化させないようにどうするか試行錯誤します。
それもエネルギーを使ってしまいますが、自分の調子を安定させるために重要なことです。
まとめ:どちらが辛いか理解しておくことが自分の理解に繋がる
どちらが辛いか、というのは人によって様々です。
私の場合はうつ状態になりますが、躁状態のほうが辛い人もいれば、どちらも同じくらい辛いという人もいるでしょう。
私は薬を飲んである程度安定をしているので、うつ状態になりそうだと気付くと対処をしたりできますが、やはり症状が酷い人は難しいと思います。
しかし、対処ができなくても自分はこっちの方が辛い、どっちも同じくらい辛いと理解していると、自分はこうなんだなという理解にも繋がります。
気分障害(躁うつ病)やうつ病などの精神疾患になると「どうして」と考えることもあり、私自身もそうでした。
その「どうして」という考えも堂々巡りとなり、調子を落とす原因になってしまいます。
自分自身が辛いのはいつだろうか、ということを考えてみて、自己理解をしてみましょう。
「どうして」という考えも、少しは薄れるかもしれません。
なぜなら「こっちのほうが辛いんだから仕方ない」と私は考えられるようになったからです。
ぜひ皆さんもどっちが辛いのかを考えてみて、自分を理解してみてください。